英語とは何なのか -コレが本当に分かれば英語ができる!-

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英語は 文型と語法が全て?

これは、文語的な要素が大きいです。(口語はある程度ラフになるため)

会話に関しては、もっと感覚的なところが重要になってきます。

しかし、英語以外の外国語の多くにも 当てはまるコトです。

上級者は英語的な感覚が身についている

英語に対して 苦手意識を持つ人は多いです。

私もそうでした。

しかし、別にそれで大丈夫な人は問題ありません。

困るのは、

苦手でも勉強しなければならない人

苦手だケド頑張りたい人

こういう人達です。

英語の指導側に立つ人は、時に

英語を苦手とする人が なぜ苦手なのか理解できていない場合があります。

英語指導者にも色々いて、

英語が苦手な人への指導が得意な人

英語が得意な人への指導が得意な人

がいます。

前者は、

英語が分からない人に対して、分かりやすく教えるコトができますが

後者は、

英語が分からない人に対して、分かりやすく教えられない場合があります。

その代わり、得意な人を更なる高みへ導くコトに長けているかも知れません。

ハッキリ言って、英語が得意な人は、

ある程度 英語の何たるかが分かっているので

放っておいても 力が伸びます。

(まぁ同時通訳とかのレベルになると鬼過ぎてそうも言えないんですが;)

しかし、英語が苦手な人は

英語の何たるかが分かっていないので、

例えば せっかく何か新しい単語を覚えたのに、

実際に英文で出てくると、文章の中でその単語が発する意味をとらえきれなかったりします。

もしかしたら文法が分からなかったのかも知れません。

確かに それもあるでしょう。

その時は、文法を調べて、分かれば解決です。

しかし、それでも分からないという時は 多々あります。

文法に加えて重要になってくるが

その単語、あるいは他の単語が、文の中でどういう働きを担っているか という点。

さらには

単語の意味は、その時の話題や、文章の前後関係、文脈などによって大きく変わる

という点です。

コレは日本語でも同じ。

余談になりますが

私の友人が昔

自宅で夕食を食べようとした時の話です。

その日のおかずは、トンカツでした。

早速食べようと思った友人は、トンカツのソースが無いコトに気付き

「おかん、ソースは?」 と 母親に尋ねました。

すると 母親は

「ググれカス!」

と答えたそうです(笑

こんな機転の利いた返しができるオカンが

ホントにいるのかは怪しいですが(笑

コレを聞いた時は大笑いしました。

この話で言うと

友人は どう考えたって sauce(調味料のソース)の意味で

ソース と言ったに違いありません。

今からトンカツを食べるんですからね。

しかし、おかんは、Source(源、情報源などの意味でよく用いられる)の意味でとって返したのです。

もちろん わざと。

この【ソース】の意味。

友人の母親は わざと違う意味でとって返しました。

では逆に、本気で意味を取り違える人は、果たしているでしょうか?

もちろん、まぁまずいないでしょう。

状況からして、トンカツにかけるソース以外ありえないからです。

人によっては【源】という意味の【ソース】という言葉には馴染みが無いかも知れません。

でも意味を知っている人ならば

「このニュースのソースはどこ?」と聞かれた時に

それが調味料のソースだとは思わないハズです。

非常に分かりにくい例え話ですが(笑)言葉の意味はこのように、その時々で大きく変化します。

しかし、その変化は、普段全く問題になりません。

なぜなら、我々は皆、意味の変化に難なくついていけるからです。

こういったところを、瞬間的、感覚的に理解できるのが

その言語の感覚が身についているというコトの証明の一端であり、

その言語を使う上で 非常に重要になります。

英語的な感覚を身に付けるには

英語学習において、

よく聞くのは 単語 文法 といった言葉。

確かに、数多く覚えているに越したコトはありません。

学生であれば、授業・テスト・入試などで

一定以上の知識は必ず問われます。

しかし、私に言わせてみれば

そんなモノは、全くもって重要ではありません。

(というと語弊がありますが。)

特に、単語。

語彙力というヤツですね。

コレが必要になるのは、英語学習の最終段階だと言っても過言ではありません。

そんなコトより

まず、しっかり把握すべきは 文型

もう コレが全て と言ってもいいです。

要するに まず最初に

日本語と 一体どこがどう違うのか

というコトを しっかり把握しなければなりません。

それが分かっていなければ

いくら単語や文法の形を覚えても、ちゃんと理解できません。

日本語の感覚がベースにあるままだから です。

言ってみれば

材料を頑張って揃えたのに、

設計図が無くて組み立て方が全く分からない

というような状態です。

基本になる5つの文型。

SV

SVC

SVO

SVOO

SVOC

よく出て来るヤツです。

まず、学校教育では これをちゃんと教えるのが 遅い。

言語は、非常に合理的にできています。

我々の日本語もです。

一定の法則に基づいて成り立っています。

だから、基本的な理屈が分かれば、全て分かります。

基本的な理屈 というのが この 文型 です。

コレがちゃんと理解できていれば

もし分からないコトに突き当たっても、突破して進めます。

さて、問題の この5文型

ハッキリ言えば

本質的には 1文型しかありません。

S + V (主語 + 動詞)

コレだけです。

何も難しいコトはありません。

コレが英語の全てです。

あとは、V(動詞)

コレの 語法 です。

この V が 後ろに

Oを取るのか。 あるいは、Cをとりたいのか。

OOをとれるのか OCをとれるのか。

(O=目的語) (C=補語)

ただ、それだけ。

どれだけ長い文章でも、コレなんです。

日本語は この V(動詞)が最後に来るのが基本の形です。

一般にそういったタイプの言語は SOV型 と言われたりします。

英語とは逆なワケですね。

ココが英語の分かりにくさの大きな要因の1つです。

さて

最初に否定した 単語 文法 ですが

今の学校教育をベースにした英語では

とにかく覚えるしかないかも知れません。

でも それをかき集めただけでは

あまり本質的な英語力アップに繋がるとは言えません。

文法は、文型をしっかり理解できていれば付いてきます。

あるいは、文法を学ぶ時に、文型がしっかり把握できていれば

理解の深まり方と深まる速度が全然違います。

単語(語彙力)に関しては、

英語に触れていれば ある程度は勝手に増えていきます。

学生の英語学習者の場合は、どうしても語彙力を増やすコトが求められますが

英語を通常のコミュニケーションで使うために学びたい人の場合、

単語の数を必死に増やすのは本当に最後で良いです。

我々がそうであるように、外国語も日常会話ではそう難しい言葉は使いません。

英語の場合は、

be動詞や get take など

基本的な動詞と その表現法を覚えるだけで

ある程度成立してしまいます。

ただ、単語や文法などを一つ一つ覚えていく作業が楽しい人は

それを ぜひ続けて下さい。

そのコトには大いなる意味があります。

恐らくそれが 貴方に合った学習法の1つというコトになるでしょう。

実は 英語の究極の学習法は丸暗記です。

だから、とことん覚える手法でいく場合は

できれば 文章を丸ごと覚えた方が良い。

それについては また別で書きますが、暗記・暗唱は効果が大きいです。

なぜなら

それが我々が生まれた時からやってきた

言語の本来的な学習法だからです。

単語の覚え方

暗記のテクニックに関しては

色々あるので、それはまた別で書こうと思います。

ココでは、単語を調べる時に重要なコトを述べます。

英語が苦手な人や、初級の人によくあるのが

辞書で調べた際に、 それっぽい日本語訳の言葉を見つけて

「これが この単語の意味だ!」

と思って スグにそのページを閉じてしまうコト。

これでは本当の意味が分かりません。

今、目の前にある文章はそれで訳して意味を取れるかも知れませんが

その単語を使って 自分で文章を構築するコトができません。

あるいは、テストであれば、単語の並べ替え問題が解けません。

辞書には、物凄い量の情報が掲載されています。

誰しも聞いたコトがあるような簡単な単語ほど、情報量が多いです。

それは、利用頻度が高いから。

それだけ色んな文法や語法と関わってきます。

その文法や語法についても 詳細に書かれていたりします。

全く分からない状態でそれを見ても 理解は進まないかも知れません。

せめて、それが どの品詞なのかだけでも確認して下さい。

名詞なのか 動詞なのか あるいは両方あるのか

形容詞なのか 副詞なのか

動詞であれば 自動詞なのか 他動詞なのか

それが分かれば、基本の文型に基づいて

パズルのように 単語をはめこみ、文章を作れます。

自動詞 他動詞 が分からなければ

自動詞は ”自”分だけで意味が成立する動詞。

他動詞は ”他”の動詞が後ろに来て初めて意味が成立する動詞。

あるいは、単語の意味の中に(「~を」、「~に」)が含まれている。

と考えても良いです。

自動詞と他動詞 両方の意味を持つ動詞も多いです。

この自動詞と他動詞が どういうモノかをちゃんと理解するだけでも

英語の理解は劇的に進みます。

とにかく、意味だけではなく、文章の中でどういう働きをするのかを

一緒に辞書から引き出すようにして下さい。

もし、そもそもの品詞の意味が分からない人は

まず、日本語から勉強するコトをおススメします。

これは嫌味などではありません。

単純な話で、日本語ベースで考えれば 簡単に スグ理解できます。

我々は、普段日本語を喋る時に文法や語法を意識しません。

でも、例えばカタコトの日本語を喋る外国人が

間違った日本語を話すとします。

アナタは 恐らく間違いに気づくでしょう。

それは、相手が使っている単語なり文法なりがおかしいからですよね。

もし、相手が文法を間違えて話していたとします。

アナタに文法の知識がない場合は、

その間違いを理屈で説明できないかも知れません。

でも、訂正して自然な日本語にするコトはできるハズです。

それができるというコトは、アナタは品詞を理解しています。感覚的に。

あとは、その感覚を 理屈に変換すれば良いだけです。

品詞は たまにその言語特有のモノがありますが

基本は一緒です。

だから、日本語の基本的な品詞が分かれば 英語もその他の言語も分かります。

品詞などについては、また詳しく書きます。

あれこれ書いたので分かりにくかったかも知れませんが

最も重要なコトは1つです。

英語が全く分からない人も

文型 という概念に苦手意識がある人も

英文には

必ず S (主語) があり

必ず V (動詞) がある

あとは、文を細かく説明するためのオマケ。

と考えて下さい。

動詞自体は 文章の中に一杯出てくるコトがありますが

その文の動詞として機能しているモノは、1つです。

それが英語の基本であり、全てです。

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